患者様とご家族の方々へ

補助人工心臓(LVAD)とは

進行性心不全を患っている患者様の中には補助人工心臓(左心室補助人工心臓:LVAD)を装着している人がいます。

LVAD の動作

LVAD は、疾患などによって血液を送り込む力が弱くなってしまった心臓の補助をする機械です。LVAD は心臓と置き換わるわけではありません。臓器や筋肉に血液を送り込む心臓の働きを補助するものです。LVADには、身体の内と外で動作するパーツがあります。身体内では、心臓の左側にポンプが取り付けられます。身体外では、制御装置、バッテリー、および駆動ラインにより、血液ポンプに対する電源供給や制御を支えます。

LVAD を装着するとどのような状態になるのか?

LVAD の補助を得ると心臓は酸素を豊富に含んだ血液を充分に身体に送ることができるようになります。LVAD 装着後は多くのエネルギーを得るようになるので、ほとんどの患者様は装着前よりも活発な活動が可能になります。

LVAD の使用に適した方

米国心臓協会のガイドラインでは、LVAD が進行性の心不全の標準治療であると述べられています。詳しくは専門医師の評価によって、この治療が適しているかどうかが判断されます。

LVAD の補助を得ながら、心臓移植手術を待つ人もいます。これは、臓器移植への橋渡しと呼ばれます。

ソラテックのLVAD とは?

LVAD とは医療技術の飛躍的進歩を象徴する小型で身体への埋め込みが可能な血液ポンプのことであり、そのなかでもソラテックのLVAD は、全世界で21000例以上使用されている実績のある LVAD です。




LVAD の使用にはリスクがあります。潜在的な合併症および有害事象については、下記をご覧下さい。

合併症および有害事象

LVAD手術の合併症は、心臓外科手術の潜在的な合併症と類似しています。手術前に、手術同意書および輸血同意書に署名することを求められます。執刀医は、手術前に潜在的なリスクについて説明します。

予想される重篤な有害事象には、以下のようなものがあります。

  • 死 亡
  • 術中または術後の出血
  • 不整脈
  • 局所感染
  • 呼吸不全
  • 装置故障
  • 敗血症(重篤感染症)
  • 右心不全
  • ドライブラインまたはポンプポケットの感染
  • 腎不全
  • 脳卒中
  • 神経機能障害

患者様の症状と状況は変わる場合があります。くわしくはかかりつけの医師や植込型補助人工心臓実施施設へご相談ください。